役所が不思議なのは、「努力」とかいう精神論ではないのです。
つまり、マネージメントが存在しないからです。
役所の管理職ほど使えない人はいません。
あなたが、民間企業の方なら、役所の管理職をマネージメントの方の人間として迎えますか?
いくら、役人が使えないと言っても、ヒラの方がまだ使える人も少しですがいることはいますよ。
つまり、役所の民間委託をするときは、ヒラや窓口の側よりも、管理者側にすればいいんです。
民間の人事管理から労務管理からナレッジ・マネジメントからトータルな経営の専門家に委託すれば、行政サービスは向上します。
経営管理の専門会社が公務員を使うというふうに制度を変えていけばいいんです。
今は、関係が逆で、なんだかんだ言って官尊民卑の発想はあらたまっていないんです。
公僕という名のとおり、公務員が民間の経営会社に管理されればいいんです。もちろん、法改正がいっぱい必要になりますが。
役所も競争しろという論は一見正しそうですが支持しません。
競争がとてもできないけど必要なものというのが行政の基本だからです。
今、行政がだめなのはマネージメントがだめだからです。
だから、正規の公務員ばかりでなく、委託先のスタッフやパートまでダメになっちゃうんです。
行政マネージメントこそ委託すればいいんです。
「民間委託」などと偉そうに言って、官房系と勝手に思っている役所の人事や企画あたりをまっ先に委託すべきです。