>>37
横レスごめんね。

例えばトラウマっていってもいろいろなレベルがあるよね。
年に一回くらい思い出して、その時だけ身体が凍ってしまうようなものから、
それこそ毎日のように思い出して、手首を切り続けなければいられないようなものまで。

んで、売春っていっても、社会的に考えられている売春の「共通了解としての罪のレベル」が下がってきているわけでしょ?
だとしたら、売春という経験自体が、記憶に強く刷り込まれなくなるわけですよ。それも学習でしょ?
つまり、「売春なんてみんなやってるし、周りだって大した事だと思っていないんだし」、っていう正のフィードバックが働くわけね。
自分がマジョリティサイドに属している、っていう考え(たとえそれが本人だけの思い込みだったとしても)って、実に強力です。
だから、今までの古い価値観を元に、「売春なんてやると一生穢れた記憶に付きまとわれて悪夢を見続けるぞ」みたいな説得は無力になってしまうわけです。

『夢見るころを過ぎれば』村上龍 著  ダ・ヴィンチブックス
↑これなんか読むと現代の女子高生のリアルな行動哲学が分かって面白いかも。