中央大学法学部1部を出たが、在学中、通信のテキストやスクーリングものぞいた。
先生は学者として誠実な通学部以上に無駄のない全力投球の授業をしていた。
はっきり言って、『卒業出来たら』、多分学力的に『平均的通学部生』より上だと思った。
『国語力=言語了解能力・作文力等』がある者なら、通学部は山ハリ勉強で単位は
大抵取れるが、通教はキチンと勉強しなければ卒業出来ないだろう。国語力が通学部入
試合格レベルを『大きく』下回るとするならばレポートや論述式の答案を書くのは厳し
いので卒業できる人は限られるのだろう。
 また夏のスクーリングはサラリ−マンには無理だと思われる。
 飯場で肉体労働をしつつ、通教をやり夏は仕事を休んでスクーリングにきて、大昔
の450人しか合格しなかった司法試験に受かり弁護士をやっている人はいた。魅力的な、
全盛期の王貞治に似た光り輝く人だったが、私だったらとても出来ないと思った。
 中大通教『卒業』の実力・根性・真面目さ、場合によったら傷ついた心・・世間
がどう言おうと私は認める。
 将来、私が人を雇う身分になったら、是非雇いたい。『零細企業』だが。
 また、通学部に合格すれば行ける状況の人は、苦労をするのが後になるだけで、残念な
がら世間の評価も違うのだから、通学部入試を頑張るべきである。今楽だからと安易に
通教に行っても卒業出来まい。