いや、胡散臭くは無いよ。実際工夫しないよりは遥かによく覚えられるから。

よく挙げられる例ね。
「次の単語を覚え、次に見ないで紙に列挙しなさい
 サイ 鯛 海苔 カバ 梨 納屋 レモン リス 櫛」

普通にやっても覚えきれないか、覚えてもすぐに忘れてしまうでしょ。
そこでこうイメージする。
・私(貴方)が立っていたら、大きなサイが上から落ちてきて私(貴方)を押しつぶした。
・次の瞬間、そのサイを大きな鯛がパクッと一飲みした。
・すると鯛の腹が破裂して、味付き海苔がたくさん飛び出した。
・海苔がひらひら飛んでカバの顔にピタッとくっついて剥がれない。
・息が出来ず苦しいカバが「フン!」と鼻息を吐いたら、勢いで梨が口から飛び出した。
・その梨が納屋に当り、「ドカン」と音を立てて納屋は滅茶苦茶に壊れた。
・納屋の中に積んであったたくさんのレモンがごろごろ転がっていった。
・リスがレモンをかじり、あまりの酸っぱさにのたうちまわった。
・落ちていた櫛にリスが「ブスッ」と刺さった。

「そんなバカな」というような妙なシーンや、痛さや酸っぱさのような
強烈な印象と共に覚えるのがコツ。
たとえば「シャンプーが切れちゃったな」という場合、
自分の人差し指を見ながら、そこに切り傷があって、シャンプーを
刷り込んだら傷にしみて非常に痛かった、というシーンをイメージする。
スーパーに行って「なんか忘れてるな」と思っても人差し指を見れば思い出すはず。

ところで記憶法には数字の覚え方というのもある。
よく使われているのは、ア行の言葉に1、カ行に2、という風にワ行まで
1から0を割り振って言葉に変換して覚える方法。
たとえば41なら4−タ行、1−ア行で「鯛」、26なら同様に「カバ」。
これを連想で結び付けていけば長い数字も覚えられる。

ちなみに上の例題は数字に変換すると円周率になるよ。