佐藤さんの指導で覚えているのは「何行もいっぺんに、とか反対から
とか読んで意味がわかるハズがない」というものでした。
10年前の記憶ですから正確ではないと思いますが、要するに、普通に
読むことの延長線上ですから「早読み」という表現はピッタリだと思
います。でも、いまだにその「早読み」の延長線上にしか自分の実践
が言っていません。

私自身、すこし「速読」がわかったと思ったのは、誰の本だったか、
「トイレのマークは読まなくてもわかる」といったもので、青い男子
マークだけでなく、たとえば「Toilet」といった単語も「記号」とし
て処理してしまえば音声化がいらない、という記述でした。
「私」なんて単語は「わ、た、し」なんて音声化は飛ばしても理解で
きますよね。だから日本語は非常に音声化を飛ばしやすいですね、て
いうか、漢字は。「森」なんて見ただけでイメージわきますからね。

で、今はとにかく、文章全体にピントをあわせて、「巨大」という単語
が目を通ったら「何か大きなイメージ」が通りすぎたように、「混乱」
といったら、「何かモヤモヤしたイメージ」が通りすぎたように、もち
ろん「田中真紀子」とか「小泉純一郎」だったら、ご本人がパッと浮かぶ
ようにして読んでいます。(音声化より時間がかかりそうですが、実は音
声化してからイメージ化しているので、こっちの方が早い)。

以上、私論です。これで2000字/分くらいはいきますが、この先のイメージ
がわかりません。