事件は太平洋側で起きたが、もし日本海側で起きていたら、
中国を介在する米朝会議の直前だけに様々な憶測を呼んだはずである。
その日は、北朝鮮の核開発問題をめぐる日米韓の外務省局長級会合がワシントンで開かれる直前だったし、
北朝鮮が韓国と会談する提案をした日でもある。
問題は、切断が何の目的かが全く分からないことだ。
同じようなことは5年ほど前に起きた高圧鉄塔の片側ボルト抜き事件である。
これも建て前上、犯人は不明になっているが、公安は北朝鮮の工作員の仕業と見ているようだ。

1998年には、新幹線のレールを固定するボルトが、
関ケ原で25本ほど抜き取られていた事件が発生している。