従来の経済学は、消費や生産あるいは需要や供給といった経済活動を視野とするものした。しかし、それらの経済活動が地球にいかなる影響を与えるかについては全く視野の外でした。

その結果、オゾン層の破壊、温暖化等の環境問題が生じることとなります。そして環境問題は次世代へゆくほど累積し深刻化する性質のものです。従って、私たちは既に今から地球の有する回復力の範囲内で経済活動を行ってゆく必要があります。

そこで「環境」という価値が組み入れられた経済学が求められます。環境と経済学を統合させることにより、地球とのバランスのとれた経済活動、すなわち「持続可能な成長」ができるものと期待しております。