東北福祉大(仙台市青葉区)は、2007年4月に付属病院を開設する。
福祉系の大学としては全国的にも珍しいという。近く宮城県に開設許可を申請する。
学生が社会福祉士などの道に進む際の臨床実習の場にするほか、
大学の関連法人が運営する老人保健施設入所者の健康管理の役割も持たせる計画だ。
付属病院は同大国見ケ丘キャンパス内に建設。ベッド数は144床で、
常勤医師8人が「精神科」と「内科」の診療に当たる。一般の診療も受け付ける。
関連法人が運営する老人保健施設では入所者の7割が認知症(痴呆症)といい、
精神科はそのケアに当たる。
同大は福祉系の5学科で構成され、大学院を含め卒業生の4割が社会福祉士や
精神保健福祉士、臨床心理士などの資格を取り、老人保健施設や病院などに就職している。
その多くが医療機関での実習が必要だ。2000年4月の介護保険導入以来、
全国的に福祉系の人気が高まったことによって、実習先の病院の確保が難しくなり、
宮城県外で実習する学生も増えているのが実情だ。
付属病院の開設には、大学間競争が激しくなる中で、独自色を打ち出す狙いもある。
同大は「付属病院を置くことで実習面の教育を充実させ、
より多くの学生を集めることにもつなげたい」としている。

看護学部の開設も目指してるし、最近動きが激しいね。
福祉系大学として、1歩先を進んでると思う。