「AKB48」切りつけ 懲役6年の判決
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150210/t10015354391000.html
2015年02月10日 13時58分

去年、岩手県で行われた人気アイドルグループ「AKB48」の握手会で、メンバーなど3人が切りつけられ大けがをした事件で、盛岡地方裁判所は「無差別的な犯行で社会的な影響も軽視できない」として、傷害などの罪に問われた被告に懲役6年の判決を言い渡しました。

去年5月、岩手県滝沢市で行われた「AKB48」の握手会で、メンバー2人を含む3人がのこぎりで切りつけられ大けがをした事件では、青森県十和田市の無職、梅田悟被告(24)が傷害などの罪に問われました。

裁判で被告は起訴された内容を認め、検察は懲役7年を求刑していました。

10日の判決で、盛岡地方裁判所の岡田健彦裁判長は「仕事が見つからず、つまらないという気持ちから、誰かに八つ当たりしてうっぷんを晴らしたいと犯行を企てたもので、無差別的な犯行だ」と指摘しました。

そのうえで「事件後、アイドルグループのイベントの警備態勢が強化されるなど社会的な影響も軽視できない」として、懲役6年の判決を言い渡しました。

判決のあと被告の弁護士は、「控訴するかどうかは被告と話し合って決めたい」と述べました。