2014/12/08 17:05 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/201412/CN2014120801001826.html

性生活聴取で賠償命令、和歌山 夫の事件で妻に


夫の強制わいせつ事件の参考人聴取で、和歌山県警から夫婦生活を執拗に聴かれ、心的外傷後ストレス障害(PTSD)になったとして、大阪市の30代の女性が県に1100万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、
大阪地裁は8日、違法な取り調べがあったと認め、県に11万円支払うよう命じた。

判決理由で佐藤哲治裁判長は「女性に性的羞恥心を不当に与えており、社会的相当性を逸脱し違法」と指摘。具体的な性生活を聴取したことについて「抽象的に聴けば足り、必要な限度を超えていた」とした。

一方で、捜査上の必要性を認め、聴取とPTSDの発症に因果関係はないと判断した。