文部科学大臣の下村博文でございます。


わたくし下村、ただいま、ひじょうに焦燥し、
たいそう狼狽しております。
なにを申しあげているかと言いますと、
偉大なるジュセリーノ・ダ・ルース先生は、
富士山の爆発を予言しておられまして、
その日が近づいているのではないか、
と心配でたまらないのでございます。
もしも富士山が爆発した日にはいったいどんなことが起こるでしょう?
あたり一面、噴石と火砕流でどしゃめしゃになって、
駿河湾まで達した溶岩が交通網をずたずたにし、
十年規模の被害を与えることになるのでございます。


国民のみなさん、いまはもう、
STAP細胞ああるとかないとか、
そんなほがらかなことをさえずっておられる時ではありません。
そなえるべきは富士山の噴火でございます。


なお、ご承知のとおりわたくし下村、
あくまでも文部科学大臣でございまして、
富士山の噴火に備え、わたくしにできることが、
ひじょうに限局的であることが、
悔やまれてなりません。