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殺鼠剤の多くは選択毒性が低く、ヒトに対しても強い毒性を示す成分が多い。
殺鼠剤の有効成分の濃度は低く抑えられているので、ヒトとネズミの体重差から誤食による人体への影響は少ない。

まず、選択毒性が低いほど対象を選ばないという意味で、多種の生物に対して毒性を示すという事になる。
例えばネギ類に含まれるアリルプロピルジスルファイドなどは、ネコにとっては猛毒だがヒトが食べても害はないから選択毒性が高い成分と言える。

殺鼠剤の多くは選択毒性が低く、人に対しても強い毒性を示す成分が多い事は確かだが、殺鼠剤はネズミの喫食量に合わせて有効成分の濃度を低くしている。
市販されてる殺鼠剤などには有効成分が1%程度しか含まれていないからこそ、ネット通販で誰でも手軽に買えるわけ。

例えばクマネズミは成体でも200グラム程しかないんだけど、10グラムを致死量濃度とした殺鼠剤であれば体重の20分の1。
仮にヒトに対して同じ選択毒性だとしても、体重60キロのヒトなら同じ殺鼠剤3キロが致死量という事になるわけ。