偏差値を利用した採点方式について、面白い情報を書くよ。

司法試験論文の採点は偏差値方式なんだけど、細かい点数つける前に、出題趣旨の論点に回答しているか否かによって、ぱっと見で3分類するんだよね。

上の答案 30%
並の答案 40%
下の答案 30%
って、分類する割合も通達で決まってる。

100点満点で細かい点数は後からつけるんだけど、
下は0点〜41点
並は42点〜57点
上は58点〜74点
の範囲内で点数をつけろと、点数まで通達で決まってる。

並レベルにつけられる点数の幅が、たった15点の幅しか無いことが特徴的。

司法書士試験の70点満点で比例換算すると、2200人の40%にあたる880人には、29.4点〜39.9点をつけることが、採点する前から決まってるんだ。

記述はどの年度も基準点プラスマイナス5点の範囲に約750人が入るんだけたど、なんか司法試験と共通するものを感じないかな。

面白いのは、上ランクに分類した上位30%のうち、5人に1人の割合で「特上」というランクがあるんだ。

「特上」ランクにつける点数も通達で決まってて、これがまた面白いのでまた投稿するね。