>>724
意味の分からない文章は、まずは言葉の意味を理解しないと駄目で、ビル管の面倒くささは意外とその辺だったりする。
でも意味をしっかり理解せずに上っ面だけ覚えたつもりになっていると、問題を捻られたら対応できないからね。

マスキング効果
これは察しが付くと思うけど覆い隠す効果、音の場合は別の音を打ち消すとか掻き消す効果という意味。

マスクする音とマスクされる音
即ち、掻き消す方の音と掻き消される方の音

最小可聴値
聞こえる一番小さい音

音圧
音の大きさとは違う。音波の波長によって変動する気圧の圧力差の事。
単位は圧力だからパスカル(Pa)、動圧・静圧、気圧のヘクト(100)パスカルなどと同じ単位

音圧レベル
音圧のレベル。人間の最小可聴域と最大可聴域の差は音圧(Pa)で表すと実に100万倍にもなり実に使い勝手が悪い。
そこで対数を使って便宜的に数値を圧縮して段階分け(レベル分け)したものが音圧レベル。
単位は電話を発明したベルに因んでベル(B)、しかしこれでは圧縮しすぎなので、一般的には10分の1を表すデシ(d)を付けてデシベル(dB)が使われる。

さて、これを踏まえてその文章を書き直すとこうなる。

マスキング効果は、掻き消す音をかぶせた時に、掻き消される音の掻き消された一番小さい音と掻き消されずに聞こえる一番小さい音の音圧レベルの差で示される。

更に噛み砕くと、
マスキング効果は、大きな音を被せた時に、被せられて聞こえなくなった一番小さい音と、被せられてもギリギリ聞こえる一番小さい音の音圧レベルの差で示される。

という事。