2)水平面照度計算

法線照度っていうのは光源から光が直角に当たる面の明るさの事。
対して、水平面照度は角度が付いて斜めに光が当たる(水平)面の明るさの事。
要するに、天井のスポットライトを真下に照らして直角に受ける床面の照度を100%としたら、斜めになればなるほど暗くなっていくって事。
ビル管では太陽光と地表面の問題が多くて、(H26-89)の選択肢にもあるように「直射日光による水平面照度は、地表での直射日光による法線照度にsin h (h:太陽高度)を乗じたものである。」って事なんだけど、
問題は60度と45度と30度の3パターンしか出ないから三角関数なんて解らなくても全く問題ない。

法線照度は入射角90度の水平面照度の事だから、それを100%としたら、60度の場合は87%、45度の場合は71%、30度の場合は50%とどんどん暗くなるという理屈と、

「60,45,30=87,71,50」語呂合わせで「はな・ない・こ」と覚えておくだけで充分。

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(28.89)
地表における直射日光による法線照度が90,000lxのとき、直射日光による水平面照度として最も近いものは次のうちどれか。
ただし、このときの太陽高度は30度とする。

答え;90,000×0.5=45,000lx

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(25.89)
地表における直射日光による法線照度100,000lxのとき、直射日光による水平面照度として最も近いものは次のうちどれか。
ただし、このときの太陽高度は60度とする。

答え:100,000×0.87= 87,000lx