何らかの試験やテストといったハードルに立ち向かった経験があまりない方は
低いハードルをたまたま乗り越えたときに働く全能感が非常に大きくなる傾向があります

このように独学かつ半年程度の準備期間で合格が可能となる難易度の低い資格試験(例えば宅建・社労士・FPなど)
に合格された方は、実際には非常に低いハードルにも関わらずあたかも「山を乗り越えた」かのように
感じることが多いのです

その結果、自身が取得した難易度の低い資格を唯一無二のものとして持ち上げ、自分がそうであったため
実際には一般的に非常に低いハードルにも関わらず「他の者も山を乗り越えるような努力がないとこの資格を
取得できる訳がない」と思い込むようになります
そして「そうではない」という事実を他者から指摘されると、自身の拠り所を否定されたかのような感覚に陥り
著しい攻撃性を示すようになります

これは現在その低いハードルに直面している方にも同じことが言え、「自分が乗り越えようとしている山は何と高いことだろう」
と勘違いし、他者から客観的に「そうではない」と指摘されるとやはり同様に著しい攻撃性を示すようになります