【管理組合の会計の収入及び支出の状況】
実務上の解釈、というか、国土交通省四国整備局が出してるパンフによる説明をしめします。
管理事務の報告事項は<マンションの管理の適正化の推進に関する法律施行規則第88条>に規定され、
「収入及び支出の状況」とあり、収入と支出が対になっています。

ところが、国土交通省四国整備局の説明パンフレットによると、実務上は異なっています。
https://www.skr.mlit.go.jp/kensei/sangyou/02_hudosan/11-mankan/manual/mankan-point.pdf
上記のリンク、24ページをみてください。
管理事務報告書の雛形、われわれが受験した管業試験の実施機関である、マンション管理業協会が作成したものです。
そこには、

2 管理組合の会計の収支及び支出の状況
@第◯期 貸借対照表
A第◯期 収支報告書
B証憑書類 預金残高証明書原本・領収書・請求書等

となっています。
ここでは「会計の収支」と「支出の状況」になっています。
@貸借対照表、A収支報告書が「会計の収支」にあたり、
B領収証など証拠書類が「支出の状況」にあたるのではないか。

これは、日本語の問題ではなく、実務というか、業界用語でしょうね。

ともあれ、上記の推測により、
問題文の【管理組合の会計及び支出の状況】は誤りではない。
よって問50の正解は1である。