すれ違う人の身軽さで春を知った
濡れた足元ばかり見てた
灰色の冬の空を見上げる気にはなれなくて

季節外れのコートを脱いでみよう
前髪に遊ぶ風に片目を閉じた

どうしていますか?
最後の君は、僕の腕の中
朝の光に消えそうな
吐息が肩先くすぐる

どうしていますか?
君がいた景色は色を変え
やっと季節を超えた
僕は今もひとりです