初期エレカシ〜うるせい、だまれ、ボケナス〜
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0001ふわふわ
02/01/08 01:19ID:V2GXRH0k死ぬほどかっこ良かった。
0717709
NGNG>>716
残念ながら、雑誌でも伏せ字。今回は少し多めに。
シンプジャーナル88年7月号
88.4.20パワーステーションライブ評(長谷川博一)
(略)
4月20日、パワー・ステーションで彼らの初めてのワンマン・ライブが行われた。プロ・デビューを飾っておきながら、初めてのワンマンというのも以外だが、今までは必ず複数バンドのライブだったという。
新人らしからぬ、という評価を受け続けている彼らだが、ライブの経験はそれ程多くはないらしい。
ステージでの宮本浩次の異常なテンションの高さは、少しはそのせいなのかもしれない。現在の所カシマシの代表曲はというと、大半がハードにドライブする8ビートのロックンロールである。
僕はこの日を含めて、未だカシマシのライブは2回しか見たことがないけれども、オープニングはどちらもハードで爽快なロックンロール・ナンバー「ファイティングマン」だった。
石森敏行のパンクっぽい、或いはスラッシュっぽいイントロのギターが鳴り出したときから、彼らならではの緊迫した空気が会場を覆う。続いて宮本浩次の声が聞こえ始めた瞬間、会場の誰もが「何じゃこれは!?」という驚きを隠せず圧倒される。
そしてそのまま一気に盛り上がる、のではなく、一気にその場で演奏を聴かされてしまうのである。拍手もすぐ起きない場合もある。
この夜の演奏曲目は全部で13曲、時間にして1時間弱のものだった。僕にとっては2回目のライブだったので、少しは冷静に見られた。
25分できっちりまとめた10日前のPITの時の方が良かった気もするが、体にダイレクトに伝わる迫力や殺気は相変わらずのものだった。
ライブの途中、何度か宮本浩次の照れたような嬉しいような顔が見えた。
客を罵倒するエキセントリックさが定評の彼だけに、意外な感じがしたが、後で話を聞いたら、自分たちのためにたくさん観客が集まったのはやはり嬉しかったのだそうだ(この日はハガキ応募による無料招待のライブだった)。
アンコールの「ゴクロウサン」をやる前に、「あー、メンドクセー」と言い放った彼だが、インタビューでは「大衆的でいたい」と話していた。
それもこれも含めてエレファントカシマシは正直なのだ、と思うのである。
つづく
0718709
NGNG社会の倫理を個人的にかつ一方的に暴いた過激な愛の歌「ふわふわ」を発表したばかりのエレファントカシマシ。
サービスを拒み、プロモーションを捨て、真のアマチュアリズムを目指し、マスのコマーシャリズムを嘲笑う・・・
彼らの並外れたミュージシャン気質はどこから派生してきたのだろう。今月は4人のメンバーそれぞれにスポットを当て、ルーツを探るパーソナル・インタビューを試みてみた。
(インタビュー:下村誠)
石森敏行
トミー(富永)とミヤジ(宮本)とは中学1年の時に同じクラスになって仲良くなったんです。最初は普通の友達でしたね。家が近所(3人とも赤羽台団地)で、学校の行き帰りとかに色々なことやって遊んでましたから。
別に音楽の友達でもなんでもないんです。
僕が音楽を意識したのは中2の時、レット・ツェッペリンとか、ディープ・ハープルが流行って。
でギターが欲しくなって、お年玉とか貯金とかを使ってYAMAHAのSGを買うんです。そんで買ったはいいけど全然弾けないから「ギター教室に行こう!」と思って、赤羽の駅からちょっと離れたところにあるYAMAHA系列の楽器屋の「ロック・ギター教室」に入るんです。
で、チョーキングとかハイ・コードの押さえ方とかを教わって・・・。でもつまんなくなって半年でやめちゃうんですけど。
で、3年になってからトミーもドラムが叩けるようになってたし、もうひとりの友達がベースやってたので、バンドをやってみよう・・・ということで「練習スタジオ」に入って音を出したんです。
その時ミヤジに「お前ボーカルやんない?」とか言って、あいつもスタジオに来たんです。そん時最初に練習したのはレインボーだったと思う。たぶん。
で、その時にメンバーにギターとキーボードが入ってエレファントカシマシというバンドになったんです。最初はディープパープルとかコピーしてて、そのあとRCサクセションをコピーして、ストーンズとかやってた。
で、高2の時に「星の砂」ができて、後は自然とオリジナルが増えてきました。
影響を受けたギタリスト?エリック・クラプトンとかキース・リチャードとかいっぱいいるけど、今はジミ・ヘンが好きですね。
さらにつづく
0719709
NGNG兄貴の影響で小学生の頃からビートルズとかはよく聞いてました。やっぱドラムで一番ショックを受けたのは中学1年の時にツェッペリンの「フィルム・コンサート」を観に行ったときに見たジョン・ボーナムのドラムですね。
あれはホントに凄い!と思った。
で、ドラムは買わなかったんですけど、中1の終わり頃からトシちゃん(石森)と同じ楽器屋のドラム・スクールに通うようになったんです。そこでは「ジャズ・ドラム」を専攻してました。
ミヤジとかトシちゃんと最初にスタジオに入ったときのことは良く覚えてますよ。あの頃は音楽をやるという感じじゃなくて、適当にでかい音を鳴らしてただけ・・・という感じでしたね。
高校3年までは6人編成でずっとバンドをやっていくんですよ。その頃いっぱいライブやりましたね。新宿JAMとかにレギュラーで出てたし・・・。
3年の終わりにベースとキーボードと、もうひとりのギターが抜けるまで、6人でずっとやってたんです。高校で成ちゃん(高緑)と出会うんです。
俺、高校の時友達あんまりいなかったんだけど、成ちゃんとだけは仲良くて、いつも遊んでました。だから3人になっちゃった時、成ちゃんを誘ったんです。あいつギターやってたんだけどその時からベースに持ち変えてね。
さらにさらにつづく
0720709
NGNG音楽との出会いですか?小学4年の時、兄の影響でフォーク・ギターを弾き始めたんですよ。かぐや姫とかオフコースとか・・・遊び半分ですけど、弾きながら歌ってました。それで兄貴にビートルズを聴かされて、エレキに走るんですよ。
最初に買ったエレキ・ギターはグレコのギブソン・レスポール・モデル。赤の335です。中学2年の時でした。
その後、高校に入ってクラスの連中と遊び半分でバンドを作ったんです。その時のドラムがトミーなんですよ。トミーがエレファントカシマシっていうバンドをやってるのも知ってましたよ。ライブ・ハウスとかに聴きに行きましたから。
客観的に見て?・・・シブ〜イバンドだなぁ(笑)と思ってました。新宿のJAMで毎月やってたから・・・僕もよく行ってたんです。お客さんは30人くらいだったかな。当時はまさか自分がメンバーになるとは思ってなかったんですよ。
6人編成だったし、それなりに完成されてたから。でも、ある日トミーがメンバー抜けちゃって3人になっちゃった・・・と言うから、ベースでも練習して、俺がやってみようかな・・・と思って、友達から1万円くらいで中古のベースを譲ってもらって練習してたんです。
正式に僕が入って4人になったのはみんなが高校を卒業した年です。僕は運送屋でバイトをしながらバンドをやってました。僕が入ってすぐ・・・1ヶ月後にポピュラーソング・コンテストかなんかがあって、1曲だけを必死に練習したんです。
だから入って何ヶ月かは「やさしさ」1曲しか弾けなかったんです。その後レコーディングまで1年半位あったんですけどその間は家で必死に練習しましたね。
もっとつづく
0721709
NGNG小学校の時は嫌な奴だったんだ。けっこう。あの・・・積極的に・・・こう・・・いい子ちゃんタイプでさ。特にあの小学校の・・・授業中にあの・・・テレビを見せるでしょ・・・教育番組とか・・・ああいうのが好きでね。別に・・・だけど・・・そういう感じで。
最初にレコード買ったのは中学1年の時・・・友達に好きな奴がいまして、勧められたわけでもないんだけど流行ってたから・・・レインボーを買ったんです。LPですよ。クラスの友達のね、話題についていくために。バンドですか?誘われるままに・・・ですね。
楽器?全然やってません。今でも曲はギター弾いて作るんですけど、中学の時に一緒にバンドやってた石くん(石森)じゃない方のギターの奴のギターを借りて、今でもその借り物のギターで作ってるんです。エレキですよ。
まだ一度もアンプにつないで大きい音出したことないんです。家出小さい音でチャラチャラと弾いて作るんです。
6人編成の頃は・・・デビューしたいとか考えてなかったですね全く。キーボードの奴が女でしたし。ライブは月5本とかやってましたよ。途中から全部オリジナルやってましたけど、だんだんやることがなくなってきちゃって・・・ゴチャゴチャしてきちゃって・・・詞とか。
でもそいつらは辞めちゃったんです。だんだんと練習に来なくなっちゃって、だけどホントは嫌なんですよ思い出しちゃったりするから・・・いまだに夢に出てくる・・・あのだから、すごい仲良かったんですよ。中学ん時から・・・だから。まーどうでもいいんですけどね(笑)。
ま・・・適当に・・・勝手に解釈してくれよ。偉そうなことまた、書いてください(笑)。よってたかって・・・好都合に・・・たまにはけなしてください。俺はどう書かれたっていいですよ。
ちなみにこの号、RCのカバーズ発禁問題特集だった。懐かしい。
今日はここまで。長文スマソ。
0722伝説の名無しさん
NGNGまた気が向いたらお願いします。
0724伝説の名無しさん
NGNGトシちゃんが新鮮だった。
0725伝説の名無しさん
NGNG禿同。石くんじゃないのが新鮮。
709乙カレー。ありがとう。
そのカバーズは買った。今でもたまに聴いてる。懐かスイ。
0726伝説の名無しさん
NGNG感謝します。
0727伝説の名無しさん
NGNG「(野次り返す勇敢な客に対して)ほお、お前仕事何やってんの?」→ どーせ上司にへつらう
サラリーマンのくせしやがって
ブレイク後の腑抜けファンがルンルン気分でライブ行って、これ聞かされたら、ショック死するな。
0728伝説の名無しさん
NGNG0729>727
NGNG0730伝説の名無しさん
NGNG主流になれなかった落ちこぼれって誰かが言ってた。
0731伝説の名無しさん
NGNGサラリーマンとは比べ物にならないほどの存在になって幸いなことじゃ。
0732伝説の名無しさん
NGNG0733伝説の名無しさん
NGNGベスト盤から初期の曲を聴いて、今は初期のが好きです。
0734伝説の名無しさん
NGNGnobu26jpっていうIDのやつ、カシマシがからむとなんでも入札してくるけど
フリメの上、連絡、入金ともに気が遠くなるほど遅いので注意!!
評価合戦になるのがやだから評価良いにしてるけどチョーうざい!
いついつまでに必ず入金しますといいながら入金しないアフォ
これから出品しようという人は気をつけてな。
迅速なお取引できる方以外は入札御遠慮くださいとか書いても必ず入札してきます。
スレ汚しスマソ
0735伝説の名無しさん
NGNGここにわざわざ相手のID晒してまで書くくらいなら評価にその旨を書かけばいいのでは。
そのための評価でしょう?
0736伝説の名無しさん
NGNG思われるIDもバレバレな罠・・・
735が言うように評価欄でなく2chに書い
てる時点でなんか何方も何方と思う
俺もスレ汚しだなスマソ
0737伝説の名無しさん
NGNG0738潔癖症
NGNG売り飛ばした奴は、尾崎やhideの死後にうさんくさい商売してた奴らと規模は違えど
同一人種なんだよ。
不誠実な奴は大嫌いなんだよ、エレカシファンは。来るな。
ってなこと書くと、クソレスが殺到する罠(w
709の再降臨キボー。
できれば写真もアップして、と言ってみるテスト。
0739伝説の名無しさん
NGNG清水ミチコがインタビューしてたの覚えてる人いますか?
屋外で、清水ミチコ気の毒なくらいビクビクしてて
宮本が「まあそう自重せずに」
とかいってたのがうけた。
清水ミチコは今の宮本見て何思う・・・
0740伝説の名無しさん
NGNG0741伝説の名無しさん
NGNG覚えてる。確か、奴隷天国を演奏したんだ。
その前のezでは宮本一人で奴隷天国を歌ってたね。バンド演奏じゃないからか、
最後に「あ〜やりにくい。」って言ってマイク放り投げて、さっさと帰っちまった。
0742伝説の名無しさん
NGNGいつまでも「子供」でいられるのは、極めて限られた人だけな筈なんだが…。
宮本みたいな…
初期エレカシ宮本=才気溢れるトムソーヤ
>>738=潔癖症こと、世間知らずの凡俗小人
自分のカキコに対する批判を畏れる余り、「クソレスが殺到する罠(w」
と、自分へのレスに対し、予め釘を打っておく周到さは、潔癖症というよりも
自己保身に走る、リストラ直前の憐れな中年サラリーマンにも似た、カメムシ臭
を伴う、澱んだ卑しさがひしひしと伝わってくるんだよ。
俺の方こそお前みたいな不誠実な奴は大嫌いだ。
もう来るなよ、お前みたいな厨房丸出しのクレクレ乞食君はよ(w
0743伝説の名無しさん
NGNG宮本ファンが「宮本を愚弄するな!」とおっしゃっるように私どもから言わせると
あなたも私達を愚弄しないで頂きたいものですね。
皮肉な言い方をすれば負け犬の遠吠えですか。
類は類を呼ぶ、大変失礼な言葉でしょう?
0744伝説の名無しさん
NGNG0746伝説の名無しさん
NGNG709さん、気にせずよろしく。
0748潔癖症
NGNG「「釣れた」とか使うなよ、お前、何言ってもみずぼらしいからさ」、とかつかうなよお前、
何言ってもみずぼらしいからさ。
0749伝説の名無しさん
NGNG0750伝説の名無しさん
NGNG人の思いは十人十色 / やさしき言葉かけるもいい
道端でたたずんで遠くを見てる / 何が映ったその目には
この世に何があるのやら / 見果てぬ夢を追い求め
やさしい言葉が浮かんだら / だれかにそっと言ってやれ
これも浮世と生きるなら / 生きてくのなら / 笑顔たやさず行くもいい
我も彼らに負けまいと / やさしい日本の四季を見て
これも浮世とあきらめて / すずしげに
人の思いは十人十色 / やさしき言葉かけるもいい
0751伝説の名無しさん
NGNG俺もだ!!
0752伝説の名無しさん
NGNG2ちゃん見ながら暮らす人
0753伝説の名無しさん
NGNG↓いちいち細かいこと言うなよ
0754伝説の名無しさん
NGNG|_|
0755伝説の名無しさん
NGNG主流になれなかった落ちこぼれって誰かが言ってた。
0756伝説の名無しさん
NGNG0757伝説の名無しさん
NGNG0758伝説の名無しさん
NGNG0759伝説の名無しさん
NGNG0762伝説の名無しさん
NGNG才能のない奴は相手にしない。馬鹿がやっているのは話にならない」
伏字部分みんなで考えよう!
0763伝説の名無しさん
NGNG0764伝説の名無しさん
NGNG0765伝説の名無しさん
NGNG0766ニコラス刑事
NGNGライブでアコギに持ち替えた時にカーターファミリー奏法してたけど、
苦しそうだった。まぁ歌が上手いからいいけどね。
やっぱ弾き語りは歌が命。ギターなんて音外してようが関係ない。
0767伝説の名無しさん
NGNG0768伝説の名無しさん
NGNG0769エレ歌詞
NGNG詩 宮本浩治
何にも見えないふわふわの生活 どれが本当かわからない不思議さ
衣服は着るものと決められて 裸で歩けば怒られる 逮捕される
何にもわからないふわふわの頭 決まりきった常識が不思議さ
追いかけまわされてくたくたさ 自分の姿がわからない わからない
この世の決まりはみんな正しいと信じられて
身動きひとつとれない
金 金 金 金
嘘 嘘 嘘 嘘だろ!
あぁ、人の目ばかり目に付いて 自分の姿が わからない わからない
この世の決まりはみんな正しいと信じられて
身動きひとつとれない
うるせい だまれ ボケナス
俺に命令するな!
言われた逆をやってやる
道徳も 常識も 法律もみんな 俺を追い込んだ
動けないよ 何が自由だ
この世の決まりはみんな正しいと信じられて
身動きひとつとれない
0770伝説の名無しさん
NGNGあとはレインボーとかディープパープルとか
0771名無し
NGNG0772エレ歌詞
NGNG詩 宮本浩次
おはよう、こんにちは、さようなら
言葉尻あわせ 日が暮れた
頭かかえて そこらの芝生に寝転んで
空、見上げて
「何もかもが同じ」
新聞でも読んで 暇つぶし
物知り、 博学、 秀才、文化人
頭かかえて そこらの芝生に寝転んで
空、見上げて
「何もかもが同じ」
おはよう、こんにちは、さようなら
言葉尻あわせ 日が暮れた
頭かかえて そこらの芝生に寝転んで
空、見上げて
「明日会おう、ばい、ばい、ばーい」
0773伝説の名無しさん
NGNG0775名盤さん
NGNG0776709
NGNGシンプジャーナル89年3月号
R&Rバンドスタンド・名古屋
(前略)
以下、午前1時過ぎからのバービー・ボーイズ、2時から3時までの泉谷しげるのステージが通常のコンサート的なものだったため、
清志郎が発散していたあの「ロックの疲れ」がますます胸の中で大きくなっていった。
そして、これを異様なまでのハイ・ボルテージの演奏で裏打ちしたのが午前3時といういかにもハマッた時間帯に登場したエレファントカシマシだった。
もう7時間以上もロックを聴き続けてすっかり憔悴しきっている客席に、宮本浩次は右翼少年のようにひたすら直線的に、
石の雨みたいな言葉を降らし、会場に民族大移動を巻き起こす。
なんと半数近い人たちが外へ出てしまったのだ。そして残った人たちは完全にマゾと化してカシマシが叩き出すノイズに打たれまくっていた。
いつもは「ここでない何処か」へ連れていってくれるはずの「日本のロック」がこの時「今ここの居心地悪さ」をはっきりと現前させたのだ。
この後のUP-BEATが終わると、帰ってしまう人が多かった。(以下略)
因みに、このライブのダイジェストがFMで放送されていたんだが、その時、彼らの「おはようこんにちは」を聞いてブッ飛んだのが
俺の初めての出会いだった。
0777709改め777
NGNG(前略)
一時、彼らを語る噂やコピーのようにもなっていたエレファントカシマシ独特の沈黙を強いるライブのやり方も、今では良い方向で聴き手に浸透したようで、
お互いが肩を怒らせてしまうような初期の頃のライブとは一転して、最近の彼らのステージは随分とやり易そうに見える。
この日、客席とステージの空間を埋める空間を埋める緊張した空気は、見ていてとても潔かった。ステージのセットについて、「何か面倒臭くってさあ」とぶつぶつ言いながらもいざ歌や演奏となると、
死ぬほど力を入れる姿が、あまりに彼ららしく、まさに「お前にこういう男が笑えるか」といったところだ。新曲を含む計14曲、約1時間半のステージの中で、気の抜ける曲は一曲もない。
メロディーのうねりの中で、骨格が抜きん出るようなシンプルな作りの歌たちが必要最低限の肉を付けて、どれも堂々とした存在感を放った。
特に「太陽ギラギラ」「自宅にて」では、圧力のかかる程にエネルギーが増大してゆくような宮本の歌い方が、
LPとは違った迫力を見せた。最後の「待つ男」では、地の底から這い上がってでも来たような勢いの演奏の中で、宮本はまるで怒りを炸裂させるかのように、歌を吐き出した。
そしてこの日も、もぬけのカラとなったステージをしばらくボーッと見つめる客席の姿があった。しかし、それは接点が見つけられずに、ただ「あっけにとられてしまう」という空白の状態ではなかった。
この日ばかりは「有無を言わせぬ説得力」が、彼らの心に奇妙な確信を抱かせたのではないだろうか。余韻に飲まれて動けないでいる客席の異様な静けさが、この日のライブをしっかり象徴していた。
実は、エレカシへの入れ込み具合はシンプ>R.O.JAPANだったりする。
それだけに休刊は非常に残念だった。
0778777
NGNGシンプジャーナル1989年10月号(インタビュー:長谷川博一)
宮本が浮世絵と出会ったのは、2枚目のアルバムを作っていた頃、知り合いに浮世絵専門の美術館で、
葛飾北斎展が開かれているのを知らされてからだそうだ。(略)まずは、現実離れした(笑)浮世、というタイトルの由来から話は始まる。
「浮世っていうのは要するに生活とかそういう風に考えたんですよね。普段の日常生活。
だから、会社員の人だったら会社へ行って、帰ってきて奥さんと話したりとか、子供の面倒見たりとか、
政治のニュース見て怒ったりとか。そういうのが浮世だと思う」
×「暮らし」という意味での浮世。
「うん、生活。イヤなことも楽しいことも悲しいこともすべて含めての生活って事ですよね」
×今回のアルバムは、2枚目の重さ、暗さに比べてどこか軽くて救われる所がありますよね。その違いは何なんでしょう。
「・・・2枚目の時はね、歩いてて耳鳴りがしたんですよね。それこそ、身体から湧いてくるような恐怖っていうんですか?
そういうのが周期的にあって、目眩がして歩けなくなっちゃったんです。そういう時期だった」
×え?・・・それって辛いでしょう。
「すごく恐いんですよね。当然夜も眠れないですしね」
×どれくらい続いたの?
「もう何ヶ月もずっと。もう立っていられないんだから」
×もしかしたら、死ぬかもと思った?
「もしかしたら死ぬんじゃないかと思った」
×薬とかやってたんですか?
「(笑)何もやってないですよ」
×バンドのこととかプロ・デビューのこととかと関係あるのかな。
「それはないんじゃないかな。普段ずっとそうだったわけじゃないけど、それがまた来るのが恐くて。
でもそうしたら、自然に直っちゃったんですけどねそういうのって意外に人と会ったりすると治るものなんですよねえ」
つづく
0779777
NGNG「解消されますね。そういうのが普段あっても、みんなと会ってからテレビの話とかすると自然に忘れて行くものですね、不思議なことに。
どうしてそうなったのか突き詰めなかったから、つまんないですね。その辺が画家とかと違ってバンドをやってる人間の強みでもあるし弱みでもあるかもしれない」
×人と会って話しとかしている内に、そういう時期を抜けきったんだ。
「抜けました。みんなとずっといると。・・・慣れましたね、人に。きっと、このまま図太くなって羞恥心も何もなくなって死を待つのみになりますよ。
×人に対して、もともと愛想は良くなかった?
「俺、小学校のときすごく嫌われたんですよね。それはあまりにワガママだったから。今思うと、俺なんか集団の中にいると鼻につくしね、空威張りでさあ。
中学校の時、それをすごく後悔したの。中学校の時、それをすごく後悔して、みんなといるときは集団の中にいるんだから目立っちゃいけないと思ったんですよね。
抑えて抑えて自己主張しないようにしてました。みんなそうでしょ?無理して友達になろうってとこ、ありますよね」
×うん、僕も同じような憶えがある。でもたくさん人に会っていく内に、慣れていったわけですか?
「いつもはひとりでいたいんだけど、友達といるときは日常の会話が出来たからなあ。でも、それがイヤだったこともありましたね。
大学一年の頃とか、みんな全部俺の悪口いってるんじゃないか、とか」
×ほっといてくれ、とか?一人でいたいときとみんなといたいときと、行ったりきたりしてるのかな。
「あれはあれでちょっと嫌でしたね。俺が死んだら、お前たちは本当に葬式に来てくれるのか、とか思い詰めて聞きましたもんね」
×それはカシマシのメンバー以外に?
「このメンバーに」
×(笑)本当に?
「みんなそう言うと笑うじゃない?そうすると「ああ、また馬鹿にされてる」って思ってた」
×小学校の頃の時のことがあるのかもね。
「集団は個人を殺しますね。だけどしようがないんですけど」
さらにつづく
0780777
NGNG「今回は全部です。全部好きです。2枚目は俺、嫌だったから。優れているとも思うんですよ、自分なりに。
でも、あれじゃあ足りない。人に気を遣いすぎちゃった。だからかえって抽象的になってるでしょ」
×でも今回は遠慮しないで書けた。
「そうです」
×街の景色を見ながら、面白がったり、はかなんだりしているという感じですね。
「そうですね」
×花見をしている上野の山という曲があって、でもそれも「花見してカラオケして、それでお前楽しいのか」って怒ってる歌じゃないよね。
「こういうのが哀愁漂ってるかな、とか思ったんですよ。上野に行ったら、すごくみんな楽しそうに花見やってるじゃないですか。
昼間とか通るとサラリーマンが泥だらけになって寝てるわけですよ。花見の場所取りで。もうお酒飲んでいい気分になっている人もいるし。
で、どんなもんかなと思って、俺も花見やって見たんです、北の丸公園で。そうしたら分かったんですね。
花なんか別に見なくてもさあ、いいんだね。そういう歌です」
×ただ、ウップンを晴らしたいだけだと。
「そうかもしれない。でも別にそういう人を許している訳ではないし。基本的に俺は生きていることが楽しくないと思っている人だから。
いや、たかだか20何年の人だけど」
×でも死にたくはないんでしょ?
「そうなんです。死んでから天国にいけると約束してくれるなら死んでもいいけど(笑)。でも、たかが知れてるよ。
俺が生きてることなんて。今から5年もすれば、まあ今よりは売れてね、浮世絵買って喜んでさあ、
で50くらいで無神経になって80くらいでニコニコして死んでいきますよ」
×ちゃんと長生き考えてるじゃないですか(笑)。でも自分をつまらないって思ったってことは、元々大志があった訳でしょ。
「こういう芸術家(と、この日持っていた文庫版の「芥川龍之介全集・1」を指さす)に比べればつまらないと思いますよ」
もっとつづく
0781777
NGNG「なりたいですねえ。憧れてます」
×まだ、なれるじゃない。
「なれるかなあ」
×でも、きっとそのためには、耳鳴りを止めちゃいけないかも知れないよ。
「やっぱ、そうかなあ。止まっちゃったからなあ。実は底抜けに明るいみたいですよ、その辺。本当は芸術家になりたい、
でもダメなんです、違うみたいですよ」
×それは最近そう思い始めた?
「人にそう言われたんです」
×(笑)で、納得しちゃった?
「なるほどな、と思った。俺、雑念多いし」
×(笑)。
×一枚目の「ファイティングマン」とか「星の砂」みたいな曲は書かないんですか?
「はい。だって同じのやってもしょうがないし。あれはあれでできたから、もういいと思ったんですよね。「待つ男」もあれでいいと思った。
ああいうタイプの曲としては、あれは最高なんだと思う。もうできちゃってることをやるのはイヤなんです」
×音楽をやってること自体は面白い?(略)現実的には、どのバンドが生き残るか、という生存競争はあるよね。
「生き残んなくったっていいんですよ」
×リスナーがどうして気に入らないんだろうとか、気にはならない?
「いや、気にはなりますけどね」
×そこで反省とかはしないでしょ?
「うーん。・・・どうして気に入ってもらえないのかとは思う。でも、それはきっとみんなが知らないからだと思いました」
×自分の書こうとしてる世界を知らないということですか?
「うん。それもあるし、単に聴いてないんじゃないか、と思って」
×そういえば、カシマシって自分たちのことをロックだって言ったこと一度もなかったですよね。
「そうですね。そう思ってないから。最初はローリング・ストーンズが大好きだからああいう風になりたいなって思って始めましたけど」
もっともっとつづく
0782777
NGNG「だってよく分からないじゃないですか。俺ロックって言ったらローリング・ストーンズしかないって思ってたから。ストーンズがロックだと思ってた。
だからロックというのが魂のことだったら・・・魂っていったら臭いですけど・・・別にそういう形にこだわらなくてもいいんじゃないかって思ったんです。
でもその代わりに、いい音楽がやりたいっていうのがあります」
×それは別にロックでなくてもいいと。
「良ければいいと。僕が聴きたいと思う音楽はロックかも知れないけど、でもロックでなくてもいいのっていっぱいありますから」
×どういう曲を書きたいか?ってデビュー当時に聞いたとき、童謡みたいな曲を書きたいって言ってましたよね。
「ああ、言ってましたね、その時は」
×その時はてっきり冗談だと思ってたんですけど、今度のアルバムを聴くと、その意味が分かる気がするんですよ。
みんながふと口ずさめる曲を宮本君は書きたかったんじゃないのかって。
「そう思います」
×それがアルバムの終わり近くの「月と歩いた」とかに表れていますよね。
「ああ、だけどそれ、全然頭の中になかったですね。そこまで考えてなかった。何か、「待つ男」みたいなウルサイやつが嫌んなっちゃったの。
やっててヒステリックになりますし、疲れるんですよ。あの曲自体は、いい曲だと思いますけど。
「月と歩いた」は、これは詞が言いたかった。今でもこれなんか、自分の姿想像すると感動しますね(笑)。
冬の夜、ポケットに手をつっこみながら歩いてるわけですよ。空を見上げると星が見たいのに見えない。
でもその代わりに見えるビルの夜景も捨てた訳じゃない。そういう曲です。
×かわいいですね。そういうものもいいと思う人なんですね。
「もちろんそうです」
×そういう世界を「ケッ!」と思うのがロックだっていうのはないんですね。
「だから、そういうのは知らないんです。みんなそんなこと思ってるのかなあ」
さらにさらにつづく
0783777
NGNG「やっぱりひとりになりたいからじゃないですか」
×カッコいいな、それ。
「そうですか(笑)。でも一人で酔っているのは楽しいことですよ。俺、一人で酔っちゃうから。ああ、この荒廃した世の中に今、
この部屋で俺は一人、コタツに寝ているとか(笑)。色々考えるんですよ。ああ、雀が可愛いなって。なかなか酔えますよ」
×そういう時に、「ハタチ過ぎた男がこんなことしてはいかん」とか我にかえることはないんだ。
「全然かえりません」
×さっきのバンドのサバイバルについてもう一度聞きますが、ガンガン露出していって、ブームになってしまって、
そしてそれを逆手に取って成功するという方法はどう思います?
「う〜ん。成功っていうのもが良く分からないですからね。俺に言わせれば成功っていうのは書きたいことがなくなった時が成功だから」
×要するにすべてを書き尽くせたときですか?
「そう。そうしたら成功じゃないですか」
×それは芸術家の発言ですよ。
「でもなれないんです(笑)。そりゃあ今回、現時点での力は出し切ったけど、良く知らないけどゴッホの絵とか、
これ(と芥川を再び指さす)に比べたら全然ダメなんです。でもそこまで行かなきゃ駄目なんだな」
今日はこれでおしまい。長文、スマンカッタ。
0784伝説の名無しさん
NGNG0785名無し
NGNG0786伝説の名無しさん
NGNG浮世の夢、聴きたくなった。
0787伝説の名無しさん
NGNG0788伝説の名無しさん
NGNG詞に比べると曲が弱いんだよなあ
俺はそうおもうのよ
0789伝説の名無しさん
NGNGう〜ん、どうなんだろ。「浮き世の夢」なんかは曲の構成とかメロ
ディーなんかかなり考えてると思うけどね。その意見を認めるとし
ても少なくともソニー時代(といっても「5」までかな)は弱点を
補うに余りある「勢い」が感じられる。ソニーの残り2枚は考え過
ぎだとは思うけど。移籍後は・・・
0790伝説の名無しさん
NGNG「月の夜」なんて典型的で、最近のライブで今の歌い方だと
メロの美しさがはっとする程分かるし。
0791伝説の名無しさん
NGNG詩やステージング、過激なイメージなどは二の次だ。
あの流麗で美しい曲にこそ俺ははまったんだ。
0792伝説の名無しさん
NGNG同意です。
あのメロディーを生み出すヴォーカルがやっぱり凄いとおもう。
詩だけでみれば他にもいい詩を書く人はいるからね。
0793伝説の名無しさん
NGNG週刊新潮よんで。
0794名無しだよ
NGNG俺も宮本の詩が好きだ。
まぁ、ちょっと太宰に影響されすぎだが。
人の〜思いは〜十人十色〜。
0795伝説の名無しさん
NGNG2003年、創立25年を迎えるエピックレコード。
これを記念し、今年の10月より『EPIC25th Anniversary』と銘打ち、80年代の音源を中心としたCDのリリースやス
ペシャル・ライブが行われます。
これに合わせて、音楽専門チャンネルViewsicでは、エピックが1980年代に制作し放送してきた、伝説の番組
『eZ』・全58回の中から、11月〜3月にかけて20数本をオンエアします。今見ても色あせない、斬新かつ実験的な
映像をお楽しみ下さい。
0796名無し
NGNG0797伝説の名無しさん
NGNG0798伝説の名無しさん
NGNG0799伝説の名無しさん
NGNG0800伝説の名無しさん
NGNG0801伝説の名無しさん
NGNG最近カキ共が馴れ合いやがって五月蝿せーんだよ
0802伝説の名無しさん
NGNG0803伝説の名無しさん
NGNGminikui
0804伝説の名無しさん
NGNG自慢とかじゃないでしょ。
0805伝説の名無しさん
NGNGてかアーティスト別にまとめてDVDで出せばいいのに
0806伝説の名無しさん
NGNG0808伝説の名無しさん
NGNG1〜3枚までは製造中止(新たには作らない)らしいけど。
0809伝説の名無しさん
NGNG0810伝説の名無しさん
NGNG0811伝説の名無しさん
NGNG笑顔もて / やさしげに / この俺は言葉をかけた
ひからびた情熱は / ただ過ぎるくらしの中へ / 消えた
うちすぎるくらしの中 / 俺は日々過ごした
過ぎる日々よ / 教えてくれよ
この俺にも / 生活をどうか / 教えてくれよ
俺には / 待ちのぞむ日々の / ありしことを
さあ / 待ちのぞむ人があると / 希望ありしことを
過ぎる日々よ / やさしき日々よ
酒を飲んだ / 本を読み散らした
過ぎゆく日々を / 俺は過ごしゆくために
過ぎゆく日々に / 君は何をしてるだろうか
0812伝説の名無しさん
NGNG0813伝説の名無しさん
NGNG0814伝説の名無しさん
NGNG0815伝説の名無しさん
NGNGインタビュアーや客に「存分に楽しんで帰ってください」と
フレンドリーになった現在との間に、インタビューや数少ないTV出演
で、徹底的に「.....。」と無口だった時代があるんだよね。
「ココロに花を」のアルバムが出る直前にミヤジがTVKのスタジオ番組
に出た時のビデオ、今でも持ってるんだけど、ホントになにも喋って
ないんだよこれが。
(「ええ。」「そうですね。」しか言ってない)
スライダーズのインタビューのようだったなあ。
今思うと不思議だ。
0816伝説の名無しさん
NGNGそれ、ミュージッククリークのこと?
司会の八熊慎一(SPARKS GO GO)も宮本がほとんど喋らないので結構困ってた。
関係ないがSPARKS GO GOは今、エピックの契約切られちゃって自主でやってる。
エピック…。
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