利益追求しか考えていないマザー(会社)の経営方針に尾崎は
「出したくも無いレコードを作らされた。オレはアーチストと言う名の奴隷だった」
と後に語った。
ファンを大事にする尾崎が、会社の利益追求の為に
気分が乗らないままライブをやらされたり、レコードを作らされたりすることが、
言葉で言い尽くせないほどの苦痛だったらしい。
ライブをやりたくない、CDを出したくないと訴えると、
「尾崎はわがまま」「尾崎は危ないヤツ」と叩かれる。

「太陽の破片」が「街路樹」に収録されなかったのも、
こうした利益追求が原因じゃないかと思った。
(アルバムの売上とシングルの売上の両方を得る為)
その後ソニーに戻るわけだけど、次の事務所(ロード&スカイ)も
利益優先で尾崎のことを理解しようとしてくれなかった。
最後の最後に尾崎が下した決断が「独立」だったわけで。
「自分のやりたいように活動するには、何もかもを自分でやるしかない」と。

確かに尾崎は「わがまま」なのかもしれない。
会社が利益を追求するのは当然の行為であるから。
でも仕事の特色上、活動の自由を確保できないと本当にいいものは作れない。
妥協したくないし、作品に対して常に完璧性を求めたい。
そういうことらしい。
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