「鉄の月」
戦場へ行きたいアミアゲのブーツを履いて 革のサ
イフには恋人の写真 腕に入れ墨を入れて 知らな
い国の知らない誰かを殺すために きっと僕はためら
ったりはしない 落葉を 踏んで 森の奥へと 狙い
をつけて銃を撃ちまくる 来る日も来る日も僕はただ殺
し続ける 信じられないだろう こんな話 なんて小さい
時からずっと変わらないままさ もちろん世界中がしあ
わせになればいいけど どうやら僕達は増え過ぎた
激しい銃声の下で何を思う 誰かの悲鳴を聞いた時
何を感じる
きれいな眼をした女の人が僕の目の前で風に吹か
れてる そでなしのシャツに細くて白い腕 真っ黒な髪
を風になびかせて その白い顔に触れてみたいけど 僕
の手はとてもけがれているから きれいな眼をしたあな
たでさえも はかない季節の太陽に見える
戦場へ行きたいアミアゲのブーツを履いて革のサイ
フには恋人の写真 腕に入れ墨を入れて 知らない
国のしらない誰かを殺す為にきっと僕はためらったり
はしない 落葉を踏んで 森の 奥へと
きれいな眼をした 女の人が僕の目の前で 風に吹
かれてる そでなしのシャツに細くて白い腕 真っ黒な
髪を風になびかせて その白い顔に触れてみたいけ
ど 僕の手はとてもけがれているから きれいな眼をした
あなたでさえも はかない季節の太陽に見える