いつも他者の批判ばかり言う人は、実は自分に対して劣等感があり
それを認めたくないために、自分に対する不満を責任転嫁をして、
他人のせいにしたり、他者の批判をするのです。
人間の心には、自分の欠点や悪い面認めたくない時に、他人にその悪い面をなすりつけて回避しようとするはたらきがあります。
そうすることによって、一時的に、自分の弱い心を守ろうとするのです。
これは、人間の心理における防衛システムの一種です。
しかしながら、自分の問題を他者になすりつけるために、一向に問題は解決せず、いつまでも他人の批判をし続けるのです。

たとえばテレビなどで、男女平等という大義名分を振りかざして、男性だけを、または女性だけを批判ばかりしている学者や評論家などがいますよね。
でも決まってそのような人は、独身であり、異性にモテず異性との間に苦い経験をしていたりします。
自分の性格に問題があり、そのために異性と上手にお付き合いできないことを認める心の強さがないために、異性の批判ばかりして、男性の権利を、女性の権利を守るんだ、と正義を装ったりするのです。

以上のように、他者の批判ばかりしている人は、必ず自分自身に劣等感があり、認めようとしない心の弱さを持っているということを知っておいてください。

ちなみに自分に自信があり、全てがうまくいって満たされている人は、他者の批判はほとんどおこないません。
これは人生の成功者や優れた人格の持ち主をよく観察していると分かることです。