金融機関から融資を受ける際に国土交通省が交付する文書を偽造し提出した疑いで、戸畑祇園大山笠振興会の運営委員長ら2人が逮捕されました。

工藤会の資金源捜査の過程で2人の容疑が明らかになりました。

逮捕されたのは戸畑祇園大山笠振興会の運営委員長で北九州市の建設会社の役員、中村健吾容疑者(49)とその従業員の高城智之容疑者(35)です。

警察によりますと、中村容疑者らは2016年7月から9月にかけて、国交省が交付する一般建設業の許可書を失効しているにも関わらず融資を受けるため偽造し、金融機関に提出した疑いが持たれています。

警察が特定危険指定暴力団・工藤会の資金源の捜査を進めていたところ2人の容疑が発覚しました。

警察は2人の認否を明らかにしておらず、今後、犯行の動機や経緯について捜査する方針です。

北九州市の「戸畑祇園大山笠」は2016年にユネスコの無形文化遺産に登録された、福岡県の3大夏祭りのひとつです。