私は大阪のお好み焼きこそが本物で広島風は邪道であると
当たり前のように親父に教育されて育った。
小学校の修学旅行で定番の広島に行くことになったが
自分は自分の意思で広島焼きなんか食べるもんかと心に固く誓っていた
最終日の昼食、なんとお好み焼き屋2店を貸し切り(1学年1クラスだった)
と強制的に広島焼きを食べる事になってしまっていた
私はそれでも食べることを唯一人拒否し続けた、
自分の信念とその浮いた金を小遣いにしようという下心で
しかし、午前中はしゃいでたのもあって大きな音で私のお腹が鳴った
それを見かねた主人がお金はいらんから是非食べていってくれと焼いてくれた
正直旨かった大阪広島とかそんなんじゃなくておいしかった、少し感動した
主人に謝り、おいしかったと伝えた、もちろんお金も払った
広島焼きもおいしいなと思って、広島駅で自由時間は無かったが
こっそり抜け出してお土産の広島焼きを買って帰った、怒られた
父親は岡山より西に行ったことが無いと言っていたので
冷凍みたいなのでも食べてもらおうと持ち帰るが
父親が私のお土産を食べてくれる事無くゴミ箱に捨てられていた
今でも何故そんなことをしたのか理解できないし、いまさら聞くこともできない