鎮魂を騙り、半殺しの生木を担いで地元のルミナリエに背乗りするような今回の一件は、
あの日の痛みを思い出させてしまった。倒れた大木によじ登ってポーズを取り、
広告代理店とグルになって企画をゴリ押しし、演出された「感動」で、はしゃぎ騒ぐ姿は、
傲慢で横柄なあの日の東京のマスコミそのものだ。鎮魂どころか、ようやく癒えた傷口に
ナイフを突き立て、心臓の中まで掻き回し、被災者を、そして、死者たちを冒涜する。