パナソニック、姫路工場で車載用電池を生産へ
パナソニックは29日、液晶パネルの姫路工場(姫路市)で、2019年度に車載用リチウムイオン電池の生産を始めると発表した。
姫路は国内で6カ所目の生産拠点となる。車載用電池は市場が拡大しており、供給体制を強化する。投資額は非公表。

同社は、乗用車用リチウムイオン電池の生産量で世界首位。姫路工場では、角形のリチウムイオン電池を生産する。
車載用電池の生産に伴い、新たに雇用するなどして従業員400人を増やす。

同工場は10年に薄型テレビ向けの液晶パネルの量産を始めたが、価格競争に直面し業績が低迷し、
16年にテレビ用から撤退した。現在は車載・医療機器向けパネルを生産している。
工場の余剰スペースに車載用電池の設備を入れる。パネル生産も継続する。