「城崎ー東京」直行バス運行開始 所要14時間
https://www.kobe-np.co.jp/news/tajima/201708/0010425387.shtml

全但バス(兵庫県養父市)は1日、豊岡市城崎町と、東京の秋葉原や東京ディズニーリゾート(千葉県)とを結ぶ夜行バスの運行を始めた。
但馬地域のバスとしては、初めての東京直通便で、2日で1往復する。
同社は但馬からの旅行だけでなく、首都圏からの誘客にもつながるとし、「但馬の観光をさらに盛り上げる起爆剤にしたい」と力を込める。
夜行バスは城崎温泉駅を出発し、但馬では豊岡と養父、朝来市内の停留所で乗車できる。
その後姫路を経由し、東京・秋葉原や東京ディズニーリゾートに向かう。
片道約680キロで所要時間は約14時間20分。
運賃は2800〜1万3300円となる。
最大36人が乗車でき、車内にはトイレやブランケット、充電用コンセントなどを備える。
国の規定に基づき、運転士は2人体制となる。
東京直通便の実現のため、全但バスは昨年から計画を進めてきた。
今年7月、神姫観光バス(姫路市)などが運行する姫路−東京便「リモンバス」のうち、一部を全但バスが担う運行委託契約を結んだ。
今後、神姫観光バスの子会社が、但馬−東京直通便を利用した旅行商品を売り出す予定で、全但バスは「首都圏にも、但馬地域の魅力を直接売り込める」と期待を寄せる。
初運行のこの日、出発地点の城崎温泉駅前で記念式典が開かれた。
同社の桐山徹郎社長ら関係者約30人が出席。
テープカットで運行開始を祝い、第1便を送り出した。