兵庫県宝塚市は１４日、２年前に消防車が自転車と接触し、女性＝当時（８０）＝にけがを負わせた事故について、
女性に約３３０万円の損害賠償金を支払う方針を明らかにした。１７日開会の市議会定例会に関連議案を提出する。

　
市消防本部によると、２０１５年１２月２日午後２時すぎ、宝塚市光明町の県道で男性消防士長＝当時（６２）＝が消防車を運転中、
自転車専用レーンを走行していた女性の自転車が車線に進入、消防士長は急ブレーキでハンドルを切ったが間に合わず、自転車と接触したという。女性は転倒し、頭部外傷と鎖骨骨折で６６日間入院した。
消防車は通常走行中だったという。

　市は消防士長が前方不注意で接触を回避できなかったとして過失を認めた。（中島摩子）