市バス14路線で減便 大学直行便などは新設

神戸市交通局は1日、4月から市バス14路線の計105本を減便し、10路線の19本を増便する方針を明らかにした。
減便対象は、利用者が減っている東灘区や須磨区などが中心。
一方で大学など学校施設への直行便を新設する。
同日の市会予算特別委員会で説明した。
市交通局によると、JR摩耶駅(灘区)の新設や、路線沿線で運行する病院の送迎バスなどで乗客数が減った。
県立こども病院が須磨区からポートアイランドへ移転したことも影響が大きいという。
減便は朝ラッシュ時などを避け、日中は1時間に数本を確保する。
山陽バスが減便分を運行する路線もある。
市バス運行の自動車事業会計は、2017年度当初予算案で約7億円の赤字を見込み、基金の取り崩しなどで対応する。
委員会で市交通局幹部は「経営を抜本的に見直さないといけない。住宅都市局とも議論し、コミュニティーバスなどとの役割分担を検討する」と説明した。
新設するのは、JR六甲道駅ー神戸大、JR須磨駅ー神戸女子大など。
大学、高校、特別支援学校の計4施設と最寄り駅を結ぶ直行便を朝の登校時を中心に運行する。
(3/2(木)付け神戸新聞朝刊25面)

5系統 若草町〜新長田駅前〜若草町 133→131
11系統 神戸駅前〜新開地〜板宿 172→164
71系統 須磨一の谷〜離宮公園前〜北須磨団地 30→26
75系統 須磨一の谷〜こども病院前〜妙法寺駅前 212→193
110系統 神戸駅前〜板宿〜JR鷹取駅前 39→24