アユモドキの保全に向け、府と市が設置した環境保全専門家会議が2013年から検証を続けている。
府は、昨年末に終わる見込みだった繁殖実験や生態系調査の検証が現在も終了していないとして、16年度当初予算案での本体工事費計上を見送った。
 当初の完成予定は16年度末だったが、一昨年の段階ですでに1年先延ばしし、17年度末としていた。
今回の決定で完成がさらに遅れるのは必至だ。
府文化スポーツ部は着工や完成の時期について「専門家会議での議論の進展によるので、現時点では不透明としか言えない」としている。