すんごい長いんだけど他の人の読んでて自分のも聞いてほしくなった。書き捨てて消化したい!

10年程前、限定職種相手の販売業をしていた。
お客様との飲みニュケーションも仕事のうち!と教えられる職種であり時代で、私も頑張ってた。

元々男性が多い職場だった事もあって先輩から譲られるお客様の注文枠をほぼ伸ばせた。
私は調子に乗った小娘だった。
そんな譲られたお客様の一人が私をとても気に入ってくれて、個人的に飲みに行く事も多くなった。
注文はガンガン増えた。

そのお客様は、私の成績が伸びている(=どこからか買ってもらっている)話や、系列の別会社からも可愛がってもらったりしている話を
どこからか仕入れてきてはチクチク言う様な人だった。
面倒なお客様だったが、チクチク言ってはもっと買ってくれたので慎重にお付き合いしていた。
系列会社の人から「あいつはヤバイ。キレてロッカー壊したりする」という話を聞いてからは更に慎重に付き合う事にした。

そのお客様がある日あまりにイライラしていそうなので、空き時間に食事に誘った。
そこで、職場の事務員さんが好きで告白しようと思っている、ウンヌンカンヌンで、うまくいってもいかなくても職場を変えるので
もう私とのお付き合いも終わりになる、と言われた。
私は、ほっとしたけれど、寂しいを装った。

数日後、あえなく玉砕したらしいお客様は、最後に素敵なプレゼントと、めいっぱいの注文をしてくれて職場を去られた。
プレゼントはたしかに私が買おうかな、と言っていたものだった。
その頃、プレゼントを頂くという事にもなれてしまっていた私は少しの遠慮の後、ありがたく頂いておおげさによろこんだ。