今までにあった修羅場を語れ 16
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0459おさかなくわえた名無しさん@転載は禁止
2014/07/10(木) 17:00:20.15ID:rn5ht49d親の仕事の都合で母親の実家のある街に引っ越しました。
引っ越した家の近くに、親が焼き肉店をやってるC君一家が住んでいました。
幼稚園、歳が同じだった為、すぐに仲良しになりお互いの家で遊んでいました。
私の家で遊ぶ時は、必ずミニカーで遊んでいたと記憶しています。
このミニカー、父親がコツコツと私のために買ってきてくれた私の一番の宝物でした。
確か、三十台位はあったと思います。
ところがある日、忽然とそのミニカーが一台も無く消え去っていました。
頭の中は真っ白、ギャーギャー泣き喚いて親に言いに行った記憶があります。
その時の親の対応は忘れてしまいましたが、しばらくしてC君とC君のお父さんが
我が家に来て、C君が盗ったと二人で謝りに来ました。
このときのC君のお父さんの凄い申し訳ない顔が今でも不思議と記憶に残っています。
無事にミニカーは戻ってきましたが、何故C君達が自ら白状しに来たのかは
両親が他界した為分かりません。私の親がピンときたか、それともC君の親が気付いたか。。
そんな修羅場があったにもかかわらず、私とC君は気が合うためか結構遊んでいました。
で、私たちが小学3年生になった時、担任の先生から突然「C君は北朝鮮という国に
転校しました」といきなり言われクラス中ビックリ。
そう、C君一家は帰還事業で北朝鮮に帰ったのです。当時、小3故に北朝鮮という
国はどういう国かも知らず、遠い所に行ったんだなとしか思いませんでした。
聞くところによると、帰還者は酷い差別を受けているそうでC君一家がこの世の修羅場に。
脱北者関連のニュースを見るたびにC君は元気で生きているかどうか、私の心の修羅場です。
古い話でスマン。
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