今までにあった修羅場を語れ 4
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0261おさかなくわえた名無しさん
2013/07/10(水) NY:AN:NY.ANID:CxMWKjbY気が動転してるせいなのか冷静な医者の前だからなのか、付き添ってきた女性は
実は同じ会社で不倫関係にあること等を詳しく話していた。
「非常に良くない状態なのでこれ以上はあなたにお話しすることができません。
至急ご家族の方と連絡を取りたいのですが。」
病院側か女性か、どっちが連絡するかでもめてたようだったが
結局、病院からではなく不倫相手の女性が家族に連絡しに行った。
その後、意識不明なのに暴れて危険だからと全員で検査に行ってしまい、診察室に子供と二人きりで残された。
もうすぐ小さい点滴が終わってしまう、でも誰もいない。
とりあえずロックの仕方は知ってたので点滴を止めて待つことに。
時計を見ると1時を過ぎていた。
子供はグーグー寝てるしこれで帰れるかなとぼんやり考えて
いたところへ検査から戻ってきたので、看護師さんに点滴が無くなったことを話す。
「点滴かえますねー」
そうよね、あっちは重態でry
医者はレントゲンの写真見ながら、他の医者に電話で相談してるらしく忙しそうだった。
不倫相手の女性もいないようだし、お茶でも買うかと自動販売機に行くと、パジャマに
上着をひっかけた姿の奥さんと小学生くらいの子供二人が来るのが見えた。
こそこそとカーテン裏のベッドへ戻る私。
意識不明の夫を見て泣き崩れる奥さんと子供で診察室は一気に修羅場と化した。
医者は奥さんに状況を説明したあと、命にかかわる危険な状態で場合によっては手術だということ、
会わせたい人がいたら連絡したほうがいいことを話していた。
奥さんの嗚咽、名前を呼ぶ声が聞こえてくる。
もらい泣きしそうになりながらも何故か息を殺してしまう。
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