胸がスーッとする武勇伝を聞かせて下さい!(81)
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0998おさかなくわえた名無しさん
2009/09/12(土) 07:46:57ID:xR1GSymB功績にはしたいが、面倒くさいことはしない。
DQNにありがちなパターンだな、と半ば呆れていると、乾杯の前に彼がすっと席を立った。
全員の顔が見える場所に位置取った彼は、呆気にとられるDQNの横で深々と頭を下げた。
「幹事役の私の不届きのせいで、実施が遅くなって本当にすいませんでした。でも、ここにいる他の幹事の人たちが手伝ってくれたんで、何とかできることになりました。
私はしゃべりも上手くないんで、司会はこっちがやってくれることになりました。本当に申し訳ありませんでした」
最後にもう一度頭を下げ、何食わぬ顔で席に戻る彼。
研究室でのやり取りや、それ以前のDQNのデカイ態度を知っている層からの失笑の中、蚊の鳴くような声でDQNが乾杯の音頭を取った。
聞いたところによると、彼は3回生以外のカンパを集める際、方々で謝り倒していたらしい。
院生の部屋では「遅い」とつるし上げを食う中、土下座まで敢行したそうだ。
「大変やったなあ」
と声をかけると、平然とした顔で
「いやー、俺に任せるって言ってくれたのに、遅くなったんは俺の責任やし。迷惑かけてごめんな」
と目の前の料理を周りによそってあげていた。ピザがさわやかな文学青年に見えた。
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