つづき。
それからしばらくたって、街で友達と待ち合わせていた時、勘違い男と鉢合わせしてしまった。
すぐにその場から立ち去ろうとしたが、あっけなく見つかって、話しかけられた。
勘「今好きな人とかいるの？」
私「います」
勘「その人と俺、どっちが好き？」
私「その人です。あなたのことは嫌いです。」
勘「(´・ω・`)(←本当にこんな顔した）
　　…でもさぁ、付き合ってるわけじゃないんだよね？じゃあ俺と付き合おう！」

( ﾟдﾟ)ﾎﾟｶｰﾝ　私の気持ちは関係ないんですか。
わけわかんないし怖くて逃げた。
後ろを振り向いたら、ふてくされた彼女をしぶしぶ引止めに行くキムタク気取りな足取りで後ろをついてくる。
本当に怖くて気持ち悪くて、近くのデパートの女子トイレに逃げ込んだ。
洗面台の前で、携帯で友達と連絡取ろうとしてたら、勘違い男、トイレの中に入ってきた。
半泣きで「なんなんですかやめてください、大嫌いなんです近寄るな」と、ありったけ暴言吐いたんだけど、
勘介はうっすらと笑いながら近づいてきて、耳元で
「それでも……俺は、お前のこと、好きだから…。それは覚えといて」
って囁いて去って行った。
だから嫌いだっつってんだろ！
勘違い男って本当に人の話を聞かない。怖かった。