流れ読まずに長文投下

高校時代、父親が脳卒中で倒れた。
かなり悪い症状で、今日死ぬか明日死ぬかというひどさだった。
倒れた当日は何とか持ち直したものの、ベッドで寝たきりの状態。
意識不明のままで、病院も治療回復よりも延命措置に力を注いでいた。
結局、そのまま意識は戻らず、一年後に父はあの世に逝ってしまった。
そんな当時は感情的にも生活的にも大変な時期で、誰にも言えなかった、
俺が密かに「すげえ」と思ったこと。

それは父親のナニのサイズの大きさ。

ベッドに裸で寝かされた父親の姿に、痛ましいと思うと同時に、
「なにあれ、すげえでかい」と衝撃的だった。
もちろん見たのは初めてではない。だけど以前見たのは小学校低学年の頃で、
「やっぱり大人は大きいな」と思うと同時に、
「いつか俺も大人になったら、あんなに立派になるんだ」と想像もしていた。
だが、そのときはすでに高校生。
第二次成長期も済ませて、一皮(正確には半皮)剥けて、俺も立派な大人だと思っていただけに、
父親の大きさはショックだった。
希望的に見て長さは自分のと同じくらいだと思うが、太さは一回りも違ってた。
しかも比較対象が俺の勃起時の大きさと、意識不明の父親の力ない姿なのだ。
実践の場ではどれほど凄かったのか想像もつかない。
あれから十年以上経つが、今でも父親の偉大さは目に焼き付いてる。
飲み会などで息子と父親の話になるたびに、このことを思い出し、
俺が父親を越えることは一生ないんだな、と少し寂しい気持ちになる。

ちなみに、2ちゃんのニューススレで俺のは日本人の平均サイズだと知りました。