私がまだ看護学生だった頃。
できることは血圧を測ったり体を拭いたり程度の
何にもできないに等しいのが看護学生。

そのときも、体を拭く準備のために洗面所でお湯を張ったりしていた。
「・・・か〜んご〜ふさ〜ん・・・」とトイレからおじいさんの掠れた声がする。
看護師さんたちは忙しかったのか誰もいない。
具合が悪いかもしれないと思った私はトイレに駆け込んだ。
おじいさんがいるであろう扉がギィィと開く。

そこにはお尻の穴をこちらに向けたおじいさんがいた
「おぉ〜、便がでねぇ〜から掘ってくれや〜〜」

正直、逃げ出しそうになった。