俺、消防団部長

今日午後、後輩から電話
「隣家ガス爆発で出火!」の一報、常備からの出動要請来る前に独断で緊急出動

現場に着くとそこは同級生の家
あせりながらも放水準備作業をしていると
現場の目の前に黒いベストを着たおっさんがつっ立ってる


俺「危ないからどいて…く…」
おっさんじゃなくてお母さんだった


髪の毛は焼けてパンチパーマのようになり
“ベスト状”に溶けた衣服がついてる

振り向いた顔は焼けただれ両腕も火傷が激しい…

「おとうさんがまだ中にいるの…」

つーか、もう…無理…

救急車手配し、消火作業を続ける俺に
「○○君(俺の名)ごめんね、ごめんね…めいわくかけて…」


さっき残火処理終えて帰ってきたんだが、いろんな感情が入り交じって
ちょっとやるせない…