悪いからほんとにほんとのせつない話書くよ。


一昨年、おじいちゃんがもう助からないって病気になったんだが、
おばあちゃんの意向で、どうせ助からないんだったらと入院させず、告知もせず
自宅で残された最後の日々をすごしてもらおうということになった。

で、結果から言うと、おじいちゃんは特に苦しむこともなく安らかに息をひきとったわけだが
死ぬ数週間前、おじいちゃんの寝室の時計が壊れて止まったんだが、
いつもいつも、死ぬその日まで「わしの体がよくなったら、自分で直すからあの時計はそのままにしといてくれ」
って言ってた。

あれから二年、おじいちゃんの寝室の時計は止まったまま。