中3の頃〜高校3年までずーーーっと片思いしていた人がいた。
背が高くて,体が大きくて、態度が大きくて、居眠りしてて、でもめちゃくちゃ頭がよくて。
その態度のでかさとか堂々とした感じがすごく男らしくて大好きだった。

実は彼が中2の時は身長が157cmぐらいしかなかったことを、私は知ってた。
その時からずーっとずーっと好きだった。

私はクラスでも目立たなくてどんどん目立って人気者になっていくその彼のことをずっと見ていた。
ものすごい偶然な事に中2〜高校2年まで4年間も同じクラスだった。
4年も同じクラスだと、私の事覚えていてくれるかな・・・って思ってた。

告白は考えなかった。自分に自信がなかったし。ある日の放課後、クラスの女子が彼に告白している
場面にでくわした。多いプリントを教室に置きに行くだけだったので、会釈してとおりすぎた。
自転車をガーーーーって走らせて急いで家に帰って,帰ったら泣けてきた。
どうして告白しなかったんだろー、と自分が嫌になった。鏡にうつったあかぬけない自分と
告白してたクラスの子の可愛さを比較したらまた泣けてきた。
その後何度か登下校時に二人をみかけた。彼らしく両手をポケットにつっこんでつっけんどんに歩くそばを
その女の子がちょこちょこついていく感じ。心底羨ましかった。

それから卒業後私はそれなりに華やぐモテた時期もあり、適当に結婚。
今でも思い出して後悔する。告白しなかったこと。今でもはっきりあの告白の教室の場面は覚えてる。