席は全て埋りそこそこ混雑していている電車内での出来事。
見るからに体育会系のゴツイ青年が優先席に座っていた。
左腕に頑丈に包帯を巻いていたので、骨折でもしていたのだろう。
ある駅で腰の曲がった温厚そうな老婦人が乗って来た。
それを見た青年は席を譲ろうと促したが、老人が座る前にオバハンが素早く席を取った。
すると、無事の右腕でオバハンの襟首を掴み軽々と立たせ、「あなたには言ってない」と一言。
老人は恐縮したのか何度もお礼を言っていた。


ちなみに、そのオバハンはぶつぶつ何かを言っていたが、次の駅で降りていった。後一駅くらい我慢しろよな。