在日コリアンは憲法上の日本国民なのだが
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0504法の下の名無し
2008/02/18(月) 17:14:38ID:Z08q3gNO>では駄目なの?
必ずしもダメじゃないんだが、それで解決するなら、
こんなにスレは伸びないのよ。
本論:現状において、政府の国民認定(国籍付与)と憲法上の国民の間に乖離が生じている。
これがスレの本論ね。乖離がいかに生じたかってことについては、
政府による国籍剥奪(戦後の法務省通達による“国産外国籍”への一律変更)が決定的なものとしてあり、
これは別に国籍法の趣旨によるものではなく、国籍法の手続きを超えた超法規的なものなんだから、
国籍法の趣旨(国民は国籍で指定する)を正当化しても解決にならない。
実際、誰も、この趣旨自体を否定してない。
単純に言って、「国民は国籍で指定する」という建前があっても、
実際の国民認定(国籍付与)は人間(政府)のやることだから、間違いが生じることもある。
この場合は、人間が間違えなのであって、「国民は国籍で指定する」という趣旨(国籍法)が間違いなんじゃないでしょ?
もし、憲法10条が、
「民主主義のような理念も無視して、政府の勝手で国民を認定していいよ」
と言ってるなら、憲法10条が乖離の正当化になるだろうけど、
憲法はそれほど自己矛盾してるわけではない。
で、結局は、
【憲法論】
民主主義(治者被治者の自同性):被治者は治者とすべき。
国民主権(ウヨ):主権者(治者)は国民とすべき。
↑これらによって理念的に国民が誰であるかが定まる。
その一方で、↓は、かなり自由に国民が決まるようになっている。
【実際の状況】
帰化、国籍ゲット:血統者なら日本国籍ゲットできるが、しなくてもOK。
国籍の無効化(政府):当該理由を書いてない条約を指して、「条約を根拠に無効」とか言えるし、
それ以外にも、かなり自由な裁量を認めている。
論理的な必然としては矛盾(乖離)は生じないが、現実的には乖離するのが当たり前。
で、スジ論から言えば、妙な慣例かゴリ押しである後者より、憲法理念の方が優先するはず。
これが本スレの問題提起。
つまり、現行国籍制度自体は否定してないのだが、実際上は批判対象になっている。
この微妙な論点を解さないと、わけ分からないと思うよ。
「目的(趣旨)は結果を正当化しない」という当たり前の話なんだが。
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