議院内閣制だからって、常に議会を掌握できるってわけじゃあない。
議会内で少数派になってしまったら、総辞職か解散するしかない(政権は解散することで小泉のような逆転を狙えるが)

議会内閣制だと、内閣の基盤は議会勢力の趨勢に左右されてしまうから、政権の権力基盤の安定性ではどうしても、
立法府に責任を負わない大統領制には劣る。

確かに、うまく議会を掌握できれば強力な権力を振るえるけど、政党間の関係や党内対立などがあるから、いつもうまくいくわけじゃない。
だからこそ、一昔前の派閥の趨勢や、複数政党による連立構想が、政権にとっては決定的な問題となる。
自民党は、安定多数を持ってた時代でも、党内の抗争によって政権が代わったりしていた
現在の大連立構想も、ねじれ国会に対して内閣を安定させるための苦肉の策だしね。