死刑制度の問題点――現代における刑罰とはなにか
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0002法の下の名無し
2007/09/09(日) 19:20:55ID:6sUEOlHRもちろんそうですね。
>冤罪であることが判明しても、死刑を執行したあとでは、本人への補償が不可能になる。
たとえ死刑でなくとも冤罪は本人への賠償が難しい。
死刑制度において冤罪を理由にする時点で法治国家の否定に他ならない。
>「死刑制度は犯罪抑止に大きく貢献している」と言うネトウヨもいるが、統計的根拠があるのか。
廃止しての推移を示すことも当然出来ない。
廃止して犯罪が増える可能性が少しでもあるなら廃止すべきではない。
>犯罪者に憎悪を向けるより、犯罪者をそこまで追い込んだ社会環境の改善に努力すべき。
刑罰は私的復讐の道具ではないので死刑制度に犯罪者への憎悪を根拠に変更することはありえない。
防犯思想は確かに必要である。
しかし、すべての犯罪を防ぐことが出来ない以上、刑罰はあってしかるべきである。
>国連が死刑廃止を促すほか、EUが死刑廃止を加盟条件とするなど、死刑廃止は時代の趨勢。
国連、EUの死刑制度廃止には疑問の余地が多すぎる。
フセイン元イラク大統領の死刑のさい、EU、国連は声明を避けた。
唯一声明を出したフランスでも未だに死刑復活を望む声が国民の40%に達している。
また、イタリア、カナダでは終身刑を受けた受刑者から死刑復活の声が絶えない。
さらに、国連の代表各ともいえるアメリカ、イギリス、ロシア、中国では未だに死刑制度が存続してる。
>犯罪者にも確固とした人権があり、犯罪者の社会的地位の回復が急務である。
もちろんそうである。
しかしそれが死刑制度の存廃には関係性が示されない。
>「じゃあ、死刑制度の代わりに終身刑を!」と叫ぶネトウヨもいるが・・・
>日本には「無期懲役」という立派な終身刑制度があり、全くナンセンスな主張。
(無期懲役は法学で言うところの相対的終身刑に該当する)
死刑より終身刑が優れている根拠が乏しい。
また、無期懲役、終身刑はいずれも仮釈放が認められており、再犯の可能性を0とすることが出来ない。
また、仮釈放なしの禁固刑、懲役刑は非人道的であり、犯罪者の人権を完全に無視した刑罰といえる。
よって導入は不適切である。
>ちなみに、私の出会った死刑制度擁護論者は、みな学歴が低く、社会的地位も低い。
自分と違う意見の他者をさげすむ発言をするような人間が公正で理性的な考えが出来るとは思えない。
よってあなたにはその資格は無いであろう。
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