つ 礼儀作法の規範

礼儀作法の規範に従うことが「礼儀作法に於いて『正義』である」
ということはない(我々は通常「正義」という語をそのように
用いていない)。もちろん、「いや私はそのような場合でも
用いうるものとして『正義』を定義するのだ」という返答が
行われるのならばそれはそれで結構。その場合、あなたの
用いる「(〜の規範体系に於ける)正義」は
定 義 に よ っ て
「(〜)の妥当な規範に従っている」ということ以上のことを意味しない。
そもそも、あなたは「法」という語をも単なる「規範」の異称としてしか
用いていないのだから(野球のルールも「法」なんだよね)、
「正義とは法に従うこと」というのは単に定義によって真であるだけ。

で、だとすると君はなんで「定義」に対して反例を求めるなんて
無意味なことをやっていたのかな?