世界軍が創設されて、それが政府の権限下にあってもやはりその
軍組織は中央集権的な形態であって分権的なものではないはずです。
いくら教養教育や職業訓練での生活道徳や職業倫理の個人への普及を
したところで、たった一人のナポレオンやヒトラーの出現で容易に
くつがえされる危険は過去をかえりみても充分ありえます。そのような
人間に統率された世界軍に対抗する軍隊を否定している社会は結局、
軍部独裁に陥って盲従するしかないじゃありませんか?
軍隊組織は他の社会組織と違い民主主義で内部運営がされているわけ
ではありません。また、そうでなければ意味がありません。