>>22
つづき。

司法試験の罠も、どうもここらへんにあるんじゃないかと思うんだよな。
俺の同期にも、30中盤でずっと論文A落ちの人がいる。

その人、知識は凄い。
だが、レポートを読んだ教授によると、論文がかなり読みにくいらしい。

択一55点取れるような人が、何で論文受からんのか。
択一は暗記でまかなえる。答練も概ねそうだよな。
まわりからの質問に対して答えるときも、そうだ。

こういう成功体験が、逆にこの人を縛ってるんじゃないか。
問いを発見する能力、相手の言うことをよく聞いて、それに答える能力、
そういうものが決定的にかけてるんじゃないかと。
あくまで推測だが。

ただ、司法試験は考えるだけでも済まんからなぁ。
法律知識も必要だ。
結局、記憶と思考を双方向でやってくしかないと俺は思う。

なんというか、当たり前のことなんだが、
聞いてる側はなんとなくできてるように感じるから身にしみないんだろう。
もう一つ、当たり前度が想像してるよりも高いレベルにあるんじゃないか?
と感じてる。

相手の話し(言うこと)を聞くなんて、普段誰でもやってる。
ただ、きちんと聞くのはかな〜り難しい。

だから、最近は人から話を聞くときは気をつけるようになった。
本当にその人が言いたいことは何なのか、よくよく考えて
うまく相手の言いたいことを引き出せるよう聞く。
論文が書面を通したコミュニケーションなら、こういうことも
役に立つんじゃないかと思ってな。