「一般人にもわかりやすい裁判」を問題にしてみたい。
 
裁判傍聴の経験
 被告人質問。内容が曖昧であったり、難しい語彙を用いたために、被告人
が質問を正確に理解していないであろうまま、質問に答えさせられていた場
面を見たことがある。
 他にも、早口すぎたり、声が小さすぎてわかりにくい質問・尋問も
散見された。
 →これからの法律専門家は「語る言葉」を重視すべきだと思った。

 NHKの裁判員制度の特集
 検察側が、素人にもわかりやすいようにとの観点から、(パソコンと
プロジェクターを用いた?)ヴィジュアルな事件説明の方法を検討していた。
 被告人が銃で被害者を射殺した、という場面の説明で、当初、撃たれた被
害者が流血する様が表現されていた。シンプルな図画での表現ではあったが、
残虐性を印象付けるものではあったと思う。
 →「わかりやすい説明」に印象操作が入り込む危険を感じた。