ドイツ語の原語をたどると、法律とは"Gesetz"で法は"Recht"なんだ
よね。Rechtは形容詞"recht"の名詞形で、意味は「正しいもの」と
なる。だから、「正しいもの=法」というわけだ。Gesetzとは動詞
setzenの過去分詞形から派生した名詞で、意味は「定められたもの」
ということになる。

両者の関係については一般に次のように言われている:まず、「何が
『正しいもの』に当るのか」という点については、人それぞれ考えが
違うわけだから、「正しいもの」をめぐって熾烈な争いが生じること
になる。そこで、一定の平和を維持するためには、「正しいもの」を
確定するための手続を決めておく必要がある。で、色んな手続があり
うるところだが、民主制の国家においては、議会が決めた「正しい
もの」が唯一妥当するものとされている。すなわち、「正しいもの」
について議会が「定めたもの」が「法律」なのである。

以上、昼間っからマジレスでした。