サントリーは3日、同社の顧客センターに寄せられた問い合わせ記録が、
ファイル交換ソフト「Winny」のネットワーク上に流出したことを明らかにした。
一部には、顧客の氏名やメールアドレス、勤務先などが含まれていた。
クレジット情報などの信用情報は流出しておらず、現時点では情報の不正使用など二次被害も確認されていないとしている。
サントリーによれば、2ちゃんねるで同社の顧客情報が記載されているとの指摘を6月16日に受けたという。
調査を進めたところ、社員が問い合わせ記録をまとめたExcelファイルをUSBメモリで持ち出して自宅で作業していたが、
その後Winnyを通じてウイルスに感染したため、情報が流出したことがわかった。サントリーでは、連絡先が特定された顧客に対して、
個別にお詫びと説明を行っているという。